2021-01-25 グランヴィル 花の幻想 「グランヴィル 花の幻想」 グランヴィル画 ドロール著 谷川かおる訳 荒俣宏解説 八坂書房 1847年にパリで出版された花のメルヘン。 妖精に頼んで人間にしてもらった花たちが 人間世界で様々な人生を歩み、再び妖精の花園に戻って 花として暮らすという物語。 それぞれの花が持つ特徴や花言葉になぞらえたエピソードを グランヴィルの美しい挿絵が彩る。 花物語の体裁をとっているが、当時の人間社会を諷刺する内容で、甘さはない。