2021-07-11 学問のあるロバの話 「学問のあるロバの話」 セギュール夫人 岩波少年文庫 1954年 ロバのカディションが飼い主に向けて書いた、という形をとった作品。 人間の言葉が理解でき知恵のまわるロバが、何人かの飼い主を経て 今に至るまでを回顧する。 知恵を働かせて人気者になるが、その驕りから愛されない存在になってしまうことも。 ロバのカディションの懊悩や告白は、人(いきもの)として他者にどう接するべきか 他者との関係で大切なことは何かといったことを教えてくれる。