Coataroの読書ときどきヒトリゴト

本を読んで感じたことなどを記しています。

漢字の植物苑

「漢字の植物苑」 

円満寺二郎著 岩波書店 2020年

漢字の植物苑

植物名にまつわる面白い話を、元漢和辞典編集者が語る。

桃という字は二つに割れるからこう書くという説があり、

兆という字は、亀の甲羅などを焼いた時にできる大きなひび割れで

そこから二つに割れると言う意味を持ったらしい。

「桃の縦に通っているくぼみに沿ってナイフを入れ、中の種まで達したら、

そのまま、ぐるっとナイフを一周させ・・・」桃の半分ずつを持ってひねると

綺麗に二つに分かれるので、中の種と固いところを取り除き、

切り分けて食べると食べやすいと書いてあった。

桃の剥き方に苦心していたので、目からウロコ!