Coataroの読書ときどきヒトリゴト

本を読んで感じたことなどを記しています。

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ギリシア・ローマ名言集

「ギリシア・ローマ名言集」 柳沼重剛編 岩波書店 2003年 中国や日本のことわざだと思い込んでいた言葉が、ローマ起源で驚いた。 ギリシアの哲学者ディオゲネスが気になる。 「全ての日がそれぞれの贈り物を持っている」 (マルティアリス/エピグラム第8巻…

アシェンデン

「アシェンデン」 モーム著 中島賢二他訳 岩波書店 2008年 モームが、スパイだった経歴を生かして書いた連作短編集。 スッキリ、あっさり面白い。 「英国大使閣下」のエピソードが好きだ。

安房直子コレクション4まよいこんだ異界の話

「安房直子コレクション4まよいこんだ異界の話」 安房直子著 偕成社 2004年 「ハンカチの上の花畑」「ライラック通りの帽子屋」 「丘の上の小さな家」「三日月村の黒猫」 子供の頃に親しんだファンタジーのはずだが、 どれも今読むとうすら恐ろしい。 ただ…

忠直卿行状記

「忠直卿行状記」 菊池寛著 昭和23年3月初版の内容を24刷した、昭和41年発行の本を読んだ。 恥ずかしながら読めない漢字や知らない言葉があって、 わからないままに読み進めてしまった。それでも十分面白い。 永井龍男が「へっぽこ先生その他」で書いていた…

へっぽこ先生その他

「へっぽこ先生その他」 永井龍男著 講談社 2011年 物知りのおじさんに面白い話をいっぱい聞かせてもらった、という感じがした。 菊池寛の文庫解説を本人が吉川英治の名をかたって書いていたとか、 中原中也がみんなに嫌われていたとか。 文壇話はもちろん面…