Coataroの読書ときどきヒトリゴト

本を読んで感じたことなどを記しています。

忠直卿行状記

忠直卿行状記」 菊池寛著 

 

昭和23年3月初版の内容を24刷した、昭和41年発行の本を読んだ。

恥ずかしながら読めない漢字や知らない言葉があって、

わからないままに読み進めてしまった。それでも十分面白い。

永井龍男が「へっぽこ先生その他」で書いていた、

吉川英治の名を借りて菊池寛本人が書いた自分の本の解説”を読むために

手に取ったのだが、本編自体がとても充実していた。

史実に話のタネを得て書かれた、生き生きとした物語が収められている。