2022-10-09 忠直卿行状記 「忠直卿行状記」 菊池寛著 昭和23年3月初版の内容を24刷した、昭和41年発行の本を読んだ。 恥ずかしながら読めない漢字や知らない言葉があって、 わからないままに読み進めてしまった。それでも十分面白い。 永井龍男が「へっぽこ先生その他」で書いていた、 ”吉川英治の名を借りて菊池寛本人が書いた自分の本の解説”を読むために 手に取ったのだが、本編自体がとても充実していた。 史実に話のタネを得て書かれた、生き生きとした物語が収められている。