Coataroの読書ときどきヒトリゴト

本を読んで感じたことなどを記しています。

濹東綺譚

「濹東綺譚」 永井荷風

本編に加え、「作者贅言」(あとがき)がさらに面白い。

有名作家ってさすがだな〜と思った。

 

東京音頭が、昭和11年日比谷公園で催された盆踊りイベントのテーマ曲として作られたと、この本で初めて知った。実際は日比谷公園の角にある百貨店の広告で、その店で揃いの浴衣を買わないと入場できなかったというカラクリらしい。しかも、「東京市の公園で男女が舞踏をなすことは、これまで一たびも許可せられた前例がない」のだそうだ。