Coataroの読書ときどきヒトリゴト

本を読んで感じたことなどを記しています。

三角帽子

「三角帽子」 アラルコン 岩波書店

 

1874年に書かれたスペインの小説。短編の王者と言われた作家らしい。

私が読んだ岩波文庫の出版が1939年。旧字で、最初は読みにくかったが、

半分くらい読んだら慣れた。

表題作とともに収められている「モーロ人とキリスト教徒」「割符帳」も面白い。

特に「割符帳」は、思わず拍手喝采したくなる愉快な作品である。

読んでいて楽しく、読後感も良い一冊だ。