岩波新書解説総目録 1938−2019
「岩波新書解説総目録 1938−2019」
本の目録が好きだ。
こんなにたくさんまだ読んでいない面白そうな本がある、とワクワクする。
1938年の創刊以来3400点あまり刊行されてきたという岩波新書。
その全書名と著訳編者、内容解説文を掲載した総目録。
端から順に読んでいき、気になる書名をメモしていく。
例えば、1940年発行の「わが人生観」。「人生に於けるあなたの信条は何か」という問いに対して、北極探検家として著名なナンゼンをはじめとした科学者思想家九人が答えた記録。
1957年発行の「あたりまえの女たち」は世界母親大会に集まった各国婦人の身の上話を短編小説のような形式にまとめたもの。興味深い。
1961年発行「どうしたら幸福になれるか」(上下)はアドラーの仕事を手伝っていたという精神医学者W.B.ウルフの著書。
1964年の「日本の外来語」。まだ英語圏由来の外来語が少なかった時代だからこそまとめられた本だろう。当時の外来語ってどんなものだったのだろうか。
メモしながらだから、なかなか読み進まない。でも、それが楽しいのだ。