Coataroの読書ときどきヒトリゴト

本を読んで感じたことなどを記しています。

赤い魚の夫婦

「赤い魚の夫婦」

グアダルーペ・ネッテル著 宇野和美訳 現代書館 2021年

 

赤い魚の夫婦

赤い魚を飼い始めた主人公。

妊娠中の彼女が魚のことを語っているが、

自分たち夫婦のことを語っているようにも見える。

二人の日常を切り取った短編集。

ドラマチックな起伏はないが、そうだよなと肯ける部分が

ところどころにあって、ちょっとだけドキッとする。