Coataroの読書ときどきヒトリゴト

本を読んで感じたことなどを記しています。

文壇よもやま話(下)

「文壇よもやま話」(下)

池島信平著 中央公論新社 2010年

 

井上靖新聞小説を書く時は

万人が嫌な思いをしないように心がけていると言っていたのが印象に残った。

例えば、自分の父親が読んで不快になるようなテーマ(老醜とか)は書くべきじゃない、

それを取り上げなければ文学にならないというなら文学であることを捨てた方が良い、

文学は他の場所でやりなさいーというようなことを喋っていて感服した。