Coataroの読書ときどきヒトリゴト

本を読んで感じたことなどを記しています。

石の血脈

石の血脈」  半村良著 角川文庫 昭和50年発行(53年7版)

 

近所の古本屋でちょっと立ち読みしたら、思いがけず面白かったので買った1冊。

576ページの長編だが飽きさせない。

古代アトランティスの謎、犬神憑き、吸血鬼伝説などの影の部分が

現代社会の権力構造と結びついている様を描いている。

奇想天外と言えるかもしれないが辻褄が合うようになっていて楽しめる。