Coataroの読書ときどきヒトリゴト

本を読んで感じたことなどを記しています。

塩の水のほとりで

「塩の水のほとりで」

アンジェラ・バーク著 渡辺洋子訳 冬花社 2008年

塩の水のほとりで Bourke, Angela(著) - 冬花社

 

アイルランドで生きることの難しさを感じる一方で、体の隅々までアイルランドが染み込んでいる登場人物達と、アイルランドへの愛に満ちている著者が羨ましくなる短編集。何も面白いことが起きないのに不思議な余韻が残る。