Coataroの読書ときどきヒトリゴト

本を読んで感じたことなどを記しています。

苦手の処方せん

「苦手の処方せん」

奥田弘美著 保健同人社 2011年

 

苦手な人への対処法として「チャラララッチャラーンという音楽を頭の中で鳴らす」というのがあって面白かった。「ライフゲージが20%upした」「聞き流すの魔法を覚えた」などととなえ、勇者への道を歩むらしい。

「直後の人に優しくする」というのは自分もやっているかもしれない。別の誰かに喜んでもらうことでこちらが癒されるという仕組み。

「嫌な相手はしつけのされていない小型犬と思い、ギリシャの小島に置き去りにしてくる」というイメージを持つというのもあった。

根本的には、自分が苦手なのは何かを分析し、それに対して準備をしておくのが有効なようだ。こうなったら嫌だ・・・という不安には、こうなったらこうするとあらかじめ決めておいて迷わないようにしておけば良いのである。なかなか完璧にはできないけれど。